最終更新日  2002/03/29

人物 直江津捕虜収容所
時代 日米戦争
越後との関連性 直江津に収容所があった

「貝になった男」コース

直江津捕虜収容所跡地(上越)

なお、この本のプロローグで
取り上げられている「痴娯の家」は、
国道8号線、柏崎の
フィッシャーマンズケープの交差点から
山に向って入っていく
「コレクションビレッジ」
という施設群の中にあります。


巣鴨プリズン跡地(東京)


参考書籍
 上坂冬子著
『貝になった男ー直江津捕虜収容所事件』文春文庫


 直江津には日米戦争時に捕虜収容所がありました。
捕虜はオーストラリア兵でした。 

 この本は収容所の警備員が
捕虜虐待を理由に戦争犯罪人として
巣鴨プリズン(今の池袋、サンシャインシティの地)にて
絞首刑になってゆく事実を描いたもので、
新潟日報にて連載されました。 
新潟においてはベストセラーになりました。

 上坂冬子著 『償いは済んでいる』講談社

 「厳寒の三角州にて」で
直江津捕虜収容所のことが再度書かれています。
 上坂冬子著 『歴史はねじまげられない』講談社

 上坂冬子氏に依頼された新潟での講演が、
理不尽な理由で中止となる運びが書かれています。

戦争について考えよう

 直江津捕虜収容所で行われたことはこの本を読む限り決して異常とは思えません。むしろ捕虜対する気遣いが意外な程と感じました。

 しかしながら戦後オーストラリア側からはあることないこと証言がされ、法廷では、ほぼ一方的に判決が下されます。