やひこ
   じんじゃ
神社
最終更新 2002/04/12

越後で最も古く格式の高い神社、それが弥彦神社です。

御祭神の天香山命は天照大御神のひ孫にあたり、
神武東征に参加したといいますから、
日本でも有数の古さです。

伊夜彦の文字が初見する文献は
「万葉集」巻十六「越中歌四首」です。
「伊夜彦神の麓に今日らかも鹿の・・・」とあります。

弥彦神社が国史に初見するのは「続日本後紀」で
「越後国蒲原郡伊夜比古神」とあります。

弥彦神社には、御皇室はもちろん、
義経、親鸞、芭蕉なども多く参拝しています。
上杉謙信は川中島出陣に際し、願分を奉納しています。
良寛は御神木に対し歌を詠んでいます。

なお、石川県能登島には
式内社「伊夜比女神社」というのがあり、
弥彦神社と夫婦関係にあると言われています。

←パンフレット      壁紙:本宮

本宮です。背後に見えるのが
弥彦山の山頂です。
ここに御神廟があるのです。
境内の御神木です。
左下の案内板は良寛の長歌です。
境内の宝物殿には義経が奉納した
扇が展示されています。
源義家の鞍だとかもありました。
境内はただでさえ大きなものですが、
弥彦山の山頂には御神廟
(奥宮)があり、
山全体が敷地ということになれば、
越後最大の神社ということに
なるでしょう。

ここはお弥彦さまの
塚でもあります。

西蒲原郡弥彦村(本宮)

西蒲原郡弥彦村(奥宮)


 
越後の歴史探訪観光案内所