護
護国神社は当初「招魂社」という名称で、大村益次郎の建 議により、まず東京に造営されたところから始まります。 その後各藩が建立しましたが、廃藩置県以降は都道府県あ たり1社を目安に全国で34社を指定したそうです。 御祭神は戦没者です。新潟招魂社を創立させた目的はもち ろん戊辰戦争戦死者供養です。
その後各招魂社は大規模な戦に関係する戦没者を慰霊して ゆくようになり、新潟では日清、日露、日米戦争、シベリ ア強制抑留者などを慰霊しています。
慰霊碑が参道に並び、中曽根元首相が建立したものや、軍 馬、軍犬の慰霊碑もあります。
その後、招魂社は護国神社と改名しますが、第一号だった 東京招魂社は靖国神社と改名し現在に至ります。
新潟県護国神社には北原白秋、 坂口安吾、芭蕉などの歌碑、句 碑があります。芭蕉に関しては、 「芭蕉堂」という建物らしきも のがあります。また「蓑塚」と いう碑があり、その由来は芭蕉 がそこで蓑を着替えたというも ので、蓑塚と一緒に建っている たぬきの置物が今一つ意味がわ からない気がします。
毎年6月頃には、特設舞台が設 置され、薪能が催されます。 能楽に関心のある人には待ち遠 しいでしょう。
越後の歴史探訪観光案内所